Let’s note SV7とAKiTiO Node (500W) 2019アップデート版 eGPUでPUBG LITE

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いかにもビジネス用ノートPCな パナソニック Let’s note SV7 でも画質を落とせばCPU内蔵グラフィックスでそれなりにPUBG LITEならプレイできるのですが、Thunderbolt 3 接続のeGPUを使うとどれぐらい変化するのか試してみました。

まず、AKiTiO Node 自体が重い上にデカすぎるので、出張先でeGPUとかは考えない方が幸せかと思います。ご覧の通り、Let’s noteのコンパクトさのメリットは全く発揮できなくなります。

また AKiTiO Node の価格が税込35,000円するため、コストパフォーマンス的にはちょっと難ありです。自作ならコスパよりロマン、業務ならコスパよりスピードを求める人々向けです。

ちなみに、組み込めるビデオカードはメーカーの互換性リストによると、nVIDIA GeForce系は1050 Tiから RTX 2080 Ti 、 TITAN Xp までまんべんなく対応しているようです。カードの全長も結構長いカードでも入ります。ただ、バックプレートがついているビデオカードはAKiTiO Nodeの基板上の配線にプレートが接触してしまい、組み込むことができません。例えば、下の写真のように GIGABYTEのRTX 2070 WINDFORCE 8G GV-N2070WF3-8GC だと、ビデオカードのバックプレートに接触するため、ビデオカードが傾いてしまって使えませんでした。

ビデオカードにバックプレートがあるとまっすぐ装着できません。

配線が飛び出ていて、ちょっと設計がおしい感じです。横向きに出して高さを抑えてくれてれば・・・。

仕方ないので、SAPPHIRE の AMD RADEON RX570 のビデオカードを挿してみました。こちらは何の問題なくバシッと接続できます。

では、グラフィックスの設定を全部「ウルトラ」にした場合のフレームレートを計ってみましょう。PUBG LITEにベンチマークモードはないので、FPSを表示させてトレーニングモードを適当にうろうろしているだけです。

内蔵グラフィックスはカクカクで明らかに遅いですね、10FPS台しか出ません。プレイできなくはないですが、ウルトラではさすがに厳しい。AKiTiO Node で RADEON RX570 を接続した状態だと、ウルトラでもフレームレートが110FPSを超えていることが多く、動きのなめらかさも大幅に改善されており、圧倒的な差が出ます。MacBook系と異なり、Windows の場合はノートPC本体の液晶表示も高速化されるのがいいですね。

今回は余ってるグラボを使ったのでいいですが、AKiTiO Node とグラボの2つを買って使うというのはコスト的にどうなんだろうと思います。しかもハイスペックGPUほどバックパネルがついている思いますので、意外とハマらないビデオカードがありそう。

Thunderbolt 3 のロマンを楽しむ用の周辺機器ですね。