Apple MacBook Air 2020 Core-i7 SSD 512GB メモリ16GBを買ってみた

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MacBook Air 2020 を Core-i7、メモリ16GBにカスタマイズして購入しました。

今回のモデルチェンジで、 Intel の第10世代CPUに更新され、ローエンドモデルのSSDが128GBから256GBに強化されたのに、なんと104,800円(税別)からという低価格。ハイエンドモデルなんて、ついにクアッドコアCPUが搭載された上に、SSDが512GBで134,800円(税別)!

これはおそらく、13インチ MacBook Pro の14インチ化で本体価格が高額化してしまう分、13インチMBPローエンド勢の買い替え需要は、この新型 MacBook Air 2020 のハイスペックモデルで受け止めようというAppleの作戦なのではないでしょうか。WWDCで発表されるという噂の新型14インチMBPはそこそこのお値段になってしまうんだろうと思います。

というわけで、2020/3/18にアップルのホームページから注文。当初の納期は2〜3週間、お届け予定日 4/8〜4/15 の表示でしたが、縮まったり、長くなったり変化しながら、最終的に4/2にADSCを出発、4/4に自宅へ到着しました。

さて、届いた MacBook Air 2020 の仕様はこんな感じです。

CPUは Intel Core i7-1060NG7 4C/8T 1.2GHz(Turbo Boost時 3.8GHz)、ノーマルの Core i-7 1060G7 はTDPが9Wですが、こちらの Core i7-1060NG7 は TDP 10W。第10世代 Core プロセッサのYシリーズ(超省電力向け)のラインアップの中で一番高性能なCPUが搭載されています。

その他、旧型と大きく違うところは、メモリが LPDDR4x 3733MHz に、キーボードがシザー式のMagic Keyboardになりました。 ちなみにメモリは8GBから16GBにCTOしています。

さて、使ってみた感じですが、キーボードの打鍵感がかなり改善されて、とても打ちやすくなっています。MacBook Air 2020 のシザーキーボードを使い始めたら、MacBook pro 15インチ 2017 のバタフライキーボードは正直もう使いたくないぐらいの差が・・・。

あと、CPUがかなり高速化されています。家にある Mac 3台で GeekBench 5 をやってみた結果は以下の通り。

機種CPU周波数SingleMulti
MacBook Air 2020Core i7-1060NG7 4C/8T1.2GHz11253126
MacBook Pro 15-inch Mid 2017Core i7-7920HQ 4C/8T3.1GHz10723952
iMac 21.5-inch Retina Early 2019Core i7-8700 6C/12T3.2GHz11856136

マルチコアのスコアを見ると、MacBook Air が一番遅くて、次に MacBook Pro、一番速いのは iMac という価格なりの順になっていますが、シングルのスコアは MacBook Pro を抜くという、どう評価していいのか謎な結果に。

実際に使ってみての体感速度は、SDカードスロットが付いていた頃の Air やデュアルコアのMBP13と比べたら、2020年モデルの Air は断然速いです。クアッドコアCPUが選択できるようになったので、13インチ MacBook Pro のエントリーモデルと悩みそうですね。自分もかなり悩みました。

そんでもって、内蔵GPUの性能はこんな感じ。これも Geekbench 5 です。

機種GPUMetal Score
MacBook Air 2020Iris Plus Graphics9354
MacBook Pro 15-inch Mid 2017Intel HD Graphics 6304374
MacBook Pro 15-inch Mid 2017Radeon Pro 56015143
MacBook Pro 15-inch Mid 2017Radeon RX 570 (eGPU)31252
iMac 21.5-inch Retina Early 2019Radeon Pro Vega 2025287

Intel HD graphics 630 と比べたら約2倍速いのですが、MacBook Pro や iMac のディスクリートGPUには遠く及ばない感じです。ちなみに、Thunderbolt 3 + AKiTIO Node で接続したRadeon RX570が最高速でした。Radeon Pro Vega 20 って RX570 より遅いんですね。

大きさはこんな感じ。下が MacBook Pro 15インチ、上が MacBook Air 2020です。 大きさは当然Airが小さいですが、厚みはあまり変わらない感じです(先端の方は薄い)。Thunderbolt(USB-C)は片側に2ポートだけです。

パナソニックの let’s note SV7 と比べてみると、厚さは極薄ですが、重さは MacBook Air の方が重いです。

さすがニッポンのキングオブ出張 Windows マシン、考えられる限り全部のポートとDVDドライブがついています。MacBook Air も SDカードスロットまで廃止するのはやりすぎでは・・・、というのはアップル信者には禁句。

対して、MacBook Air には Thunderbolt 3 (USB-C)が2ポートとヘッドフォン端子だけ。

レッツノートのVGA端子はもう流石にいらないでしょ・・・、と思っても付けちゃうのが日本人。といいながら、自分だって出張のときは、こっちの Let’s note の方を持って行っていきます。

さて、MacBook Air 2020 に話を戻しましょう。

やはり、今年のモデルの一番の特徴は、キーボードがシザー式の Magic Keyboard になった点ですね。CPUもクアッドコアモデルが投入されましたので、MacBook Air 2020 か 13インチ MacBook Pro かで迷ったら、高色域(P3)の液晶ディスプレイが必要なら高価でも Pro、いらないなら安価な Air という選択になろうかと思います。また、キーボードの差は大きいと思いますので、旧型 Air の整備済品が安価に購入できますが、予算が許すならば 2020年モデルの方をオススメします。