NTT-X Store の格安サーバ Lenovo ThinkSystem ST250 [HDD増設編]

最終更新日

さて、NTT-X Storeから格安で購入したサーバ機 Lenovo ThinkSystem ST250ですが、このマシンに Seagate の普通の S-ATA HDD、BarraCuda 3TB(ST3000DM007) を増設してファイルサーバとして使いたいと思います。

買った時の標準構成だと、300GB SAS 2.5 HDDが2個装着されており、RAID-1に設定されていますので、実効300GBしかありません。ちなみに、Lenovo 純正の SAS HDDの定価は、10K 300GB(品番:7XB7A00024)が55,000円、10K 1.2GB(品番:7XB7A00027)が126,000円、10K 2.4TB(品番:7XB7A00069)が244,000円です。NTT-X Store での300GBの実勢価格は47000円前後ですので、純正HDDを2個買うなら、もう1台 ST250 本体を買った方が安いです・・・。ということになるので、ごく普通のS-ATA HDDを増設することにしました。

カバーを開けると、側面カバーの裏側に内部の説明が書いてあります。ざっと内部をみたところ、普通サイズのS-ATAコネクタは4つあります。1つはすでにDVDドライブが使っているので空きポートは3つ、M.2スロットはS-ATAポート7と排他利用になります。

3.5HDDを取り付ける場所ですが、このマシンの構成の場合はHDDの固定場所がありません。

しかたないので、5インチベイに変換アダプタをかまして取り付けることにしました。買ってきた物はAINEXの「5インチベイ用SSH/HDD変換マウンタ HDM-32」です。ドスパラとかのPCパーツ屋で容易に入手できるかと思います。

フロントパネルを開けて、DVDドライブを抜いて、空き5インチベイの金属製の蓋を一旦外した後、汎用マウンタに固定したHDDを前面からセットします。ちなみに、しょせんは汎用品。ビシッとピッタリはハマりませんので、まあまあ固定されていればOKということにしました。ちなみにフロントカバーは割と簡単に開きます。サーバ機なので、自作PC向けのケースに比べたら断然扱いやすい設計になっています。

5インチベイに1つ余分にS-ATA用の電源ケーブルが配線されて来ているので、このコネクタを増設HDDに接続。HDDからマザーボードにS-ATAケーブルを繋いで完成。

筐体が大きいので、ケーブルが届かないと困ると思い、70cmのS-ATAケーブルを使ったのですが、長すぎでした・・・。

最後にサーバの電源を入れて増設したドライブをフォーマットして、サーバマネージャで共有フォルダを作成して準備完了。ファイルサーバとして使えるようになりました。

しかし、ここで問題が発生。普段ウイルス対策に使っているマカフィーリブセーフをサーバにもインストールしようとしたのですが、Windows Server 2016 にはインストールできないことが発覚。インストールの途中で、対応OSのチェックに引っかかり、インストールできませんでした。

自宅で使うファイルサーバとはいえ、ウイルス対策ソフトなし、Windows defender だけで使う根性はないので、ビックカメラでSOHO向けファイルサーバ用のESET、「ESET File Security for Linux / Windows Server 新規」を購入しました。

お値段は1年1台用で 20,000円。ちなみに更新は10,000円です。おそらく、個人にも普通に売ってくれるサーバ用ウイルス対策ソフトはこのソフトとカスペルスキーのスモールオフィスセキュリティぐらいではないでしょうか。

というわけで、普通のS-ATA 3TB HDDを増設して、サーバマネージャで共有フォルダを作成、ウイルス対策ソフトも導入して、ファイルサーバとして使えるようになりました。